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Channel: Riseki's Feeling★写真&エッセイ&お仕事
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国立劇場養成事業★研修終了発表会

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国立劇場では、養成事業として、伝統芸能の後継者を育成しています

↓養成事業についてはこちら♪

http://www.ntj.jac.go.jp/training.html

 

第6期 歌舞伎長唄研修生が、この3月で3年間の研修を終え 卒業しますが

昨日 3月16日は、その研修終了発表会が 行われました。

演奏曲の選曲は、まず本人からの希望をきき

その中で、現段階の実力に適した曲を選びます。

 

入学当初は、海のものとも 山のものともわからない状態なので

研修過程で、唄方、三味線方、両方の勉強をして

卒業までに、どちらの専門になるか、決めることになります

 

今期の研修生は、卒業後、三味線方になるので

メインの発表曲は「二人椀久」

入学当時は、唄は全く経験がなく、興味もなかったのですが

3年間研修のうちに、唄も好きになり、

研修発表会では、ぜひ唄いたいとのことで「都風流」

と決まり、発表会目指して 頑張ってきました。

 

◆3月14日

初めて本番通りに、助演の先生も全員揃う「総ざらい」

↑こんな感じで、大稽古場で行われます。

 

↓これから「総ざらい」という緊張…第六期研修生 藤田和樹くん

 

◆翌日3月15日

国立小劇場の舞台にて、本番通り、舞台稽古

(前記事の通り、バタバタの一日で、写真を撮る余裕はありませんでした)

 

◆本番3月16日

↑助演者の多くが、歌舞伎に携わる先生方なので

芝居の時間などと合わせて 調整されます

 

↓今期研修生藤田君は、卒業後、うちの社中に入ることになったので

発表会の助演も、うちの社中で、 今回は 研修生も一緒の楽屋に入りました。

↓楽屋風景

手前から

講師・正園先生、卒業生・里松さん、助演・栄吉郎さん、研修生・藤田くん

 

主任講師は、里長師ですが

「二人椀久」も「都風流」も、間際までは、ほとんどの授業を私が担当指導したので

責任上、私も「都風流」のタテ、「二人椀久」のワキを弾かせて頂きました。

 

三味線の研修発表なので、二人椀久「堀留の長い長い難しいタマ」を全部弾き

それに合わせて、お囃子のお社中の先生に、手をつけて頂き、覚えて下さり

大変ご苦労をおかけし、研修生の晴れ舞台に、華を添えて頂きました。

 

スカ撥(弾き損ねて音が出ないこと)は、ほとんど全くなく

大入りのお客様から、タマの途中、何度も何度も 手が鳴り(拍手を頂くこと)

どうか無事に出来るよう、いつも通りに弾けるよう…と祈る私は

その拍手が何より嬉しく有り難く、涙がこぼれそうでした

 

精神力、体力が必要な大曲も、最後まで 力いっぱい弾ききり

彼としては、全力が出せたのではないかと この上ない喜びです

 

本当に、この藤田君は 本当に努力家で、何より素直なのが長所です。

「120%の確率で、絶対出来るようになるまで、自分で浚いなさい」という指導を守り

研修所では、朝から晩まで浚っていたそうで

本番が近づいて、三味線も撥も本番用に慣れる練習をしましたが

数日で、撥皮に穴をあけるくらい、弾きこんだようです。

そんな風に頑張る子ですから

一つ一つ階段を登るように、一つ一つの課題をクリアし成長しました。

発表会の大舞台でも いつも通りに弾けたのは

彼の努力の賜物です

 

彼の熱意に、唄・三味線・囃子の助演の先生方も 一丸となり

「なんとか彼の舞台が上手くいくように」とのお心 ありがたく

揃った演奏をして頂けたことにも、深く感謝しています。

 

二人椀久、タマが弾けるだろうか

この子なら、きっと頑張るだろうと その期待と祈りに、

ちゃんと応えてくれました。

 

↓演奏後、主任講師の里長師を囲んで。。

↑舞台に出るより、聴いてるだけでヘトヘトだよ…と里長先生。

藤田君、舞台の興奮 冷めやらず、耳が真っ赤♪

私、全エネルギー使い果たし、呆けた顔になってます。。。

 

彼が 本当にタテを弾くまでには、あと数十年かかるでしょうが

舞台のどの位置で弾こうとも、こうして芸に向き合うこと、

この姿勢のまま、成長していって欲しいと 心から願っていますし

これからも 彼の指導を続けて、私も一緒に成長していかねばと思いました。

 

晴れ舞台を温かく応援して下さった ご来場の皆様

お忙しい舞台の合い間に、ご助演ご苦労くださった先生方

日々、支えて下さった養成課、担当の増渕さん

国立劇場のスタッフの皆さん

本当にありがとうございました。

 

藤田君、よく頑張りました。

 

母のような気持ちで、

涙が出るほど嬉しいです。

 

鳥羽屋 里夕

 


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日本人会@ハワイ

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ハワイの日本企業のトップの方たちによる「ハワイ日本人会(Nippon Club)」の会合で

講演、演奏させて頂きました♪

 

場所は、

↓ホノルルのコンベンションセンター♪

{6E7CE172-5768-450E-9E2E-252CB3E2D71A}

↓正面玄関、外から撮影♪
ガラス張りで、とても特徴的なモダンな建物です
{0E77F369-2290-4EB2-B453-E9A02119E52E}


↓2階(3階かも?)から入口付近を見下ろしたところ。(帰りに撮影したので、外の夜景が美しかったです)

ホールから小さな会議室まで、たくさんのお部屋があり、とっても広くてビックリしました。 さすが外国!って感じです!

 

↓まるで歓迎されているかのように、鮮やかなハワイアンレインボーに迎えられました♪

嬉しい(#^.^#)

↓広々としたバンケットルーム

↓大きガラスドアの向こうは、素敵な中庭で、ドリンクカウンターが用意されてました!素敵!

↓名札も用意されてました♪(本日の講演者…ね)

まずは フルコースの美味しいお食事が出て、同テーブルの皆様と歓談。

日本人の方ばかりなので、言葉の苦労がなくて、良かったです♪(笑)

 

続いて、ビジネスミーティング。

それぞれの企業の状況報告や情報交換のようでした。

 

そして、最後が いよいよ講演タイム。

毎月いろいろなジャンルの方の講演が行われているとのことで

今回は私がお招きいただいたわけです。

 

↓まず、女性の長唄演奏家としての自分の履歴や、活動状況などを。。

女性ならでは…の活動として、季節や演目に因んだ着物でのライブパフォーマンスも心がけているので、 

今回は、桜の着物と帯で、日本の季節感をお伝えできたら…と着用しました。

(日本は まさに今、桜の便りに 心浮き立つ季節ですから~♪)

↓次に、三味線の歴史と構造など…実際に「三つ折れ三味線」を組み立てました。

ここにも、日本伝統の技が活きています!

↓一人なので、いろいろな合方を中心に…

歌舞伎に関わる合方、四季を表した合方、滝流し入り勧進帳ダイジェストなどなど…

とりとめなくスピーチをしてしまったかも…と反省もしていますが

歌舞伎のことや、長唄のこと、三味線のこと、

あれもこれも伝えたい…と思ううち、あっという間に、約1時間弱の講演を終えました。

 

日本文化に造詣の深い総領事(日本領事館)も、お忙しい中 駆け付けて下さり

さすが日本を背負ってハワイで勤務されている企業トップばかりの会員、約50名のご出席の皆様方は、教養ある、とても気さくで素敵な方々ばかりで、

歌舞伎や長唄三味線に とても興味を持って下さり

講演後の質疑応答も、とても活発で 一生懸命お聴きくださったことが伝わり

本当にありがたい気持ちで いっぱいになりました。

 

このようなハワイのトップの方々のお集まりで講演させて頂けるなど

身に余る光栄で、心から感謝しています。m(__)m

 

会合が終了したあと、役員の皆さんと記念写真♪

ハワイでの記念写真は、「Shaka~」で♪

 

ハワイは日系人の方も多く、昔の日本が残っているような土地で

祖国の日本伝統芸能、伝統文化を大切に思う方が多く、

日本の芸能を間近で観られる機会を待ち望んで下さっている…と感じることが多いです。

 

そんなハワイで、講演、演奏をさせて頂けたことは、とても有り難く 幸せでした。

 ぜひ機会があれば、今後もまた

ハワイの各所で演奏させて頂きたいです。

 

ご縁を下さった 平田梨花さん、

ご出席の皆様、本当にありがとうございました。

 MAHALO~~(*^^)v

 

 鳥羽屋 里夕

国立劇場養成事業★研修修了式

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今日3月25日は、

国立劇場の養成事業「合同修了式」でした♪

ご来賓として、文化庁長官にもご臨席賜り、

独立行政法人・日本芸術文化振興会の茂木理事長、平林理事、水野理事、大和田理事、

関係各位の皆様ご参列の合同修了式が 厳粛に執り行われました。

↓式典のあとには、懇親会(涙の卒業生たち…嬉しそうです)

理事による「乾杯のご発声」の時には

先日の修了発表会での研修生の健闘ぶりもお褒め頂き

(発表会の記事はこちら↓

http://ameblo.jp/love-sunshine-moonlight/entry-12140147259.html

関係各位の皆様、各界トップの先生方、ご家族…皆様が愛情いっぱいに研修を応援し、育て、

今日、本当の意味での芸道のスタートラインに立った彼らを 心から祝い、

また将来を期待していることが、とてもよく伝わる 温かく素敵な式典と懇親会でした。

 

↑右から

講師・杵屋巳織先生、長唄研修修了生・藤田和樹君、講師・里夕

 

 

↑一番右は、藤田君のお母様♪ 笑顔の素敵な明るいお母様です♪

端正なお顔立ちと スラリとした体型は お母様似だったのね。

 

お母様のお話では、外食の時も、オーダーしてから食事が来るまでの寸暇を惜しんで

片時も譜面を手放さず、勉強していたとのこと。

一般家庭のお母様は、とてもビックリされたようですが、

彼の必死な姿に、黙って温かく見守って下さったそうです。

研修所では、朝から晩まで、ずっと三味線を弾いていた藤田くん。

教えを守り、本当に よく頑張りました。

 

お稽古したところまで、キチンと復習し、覚えて来るように!

間違えたところは、二度と間違えないように、浚ってくるように!

教わる者として当然の姿勢ではあるのですが

たくさんの研修を全てこなすには、

寸暇を惜しんで、朝から晩までやらなければ間に合わなかったでしょう。

振り返れば、私も含め、みんな寝る時間を割いたり、腱鞘炎になったりしながら

必死に芸を身につける努力をするものです。

 

その努力が苦痛になるなら、好きじゃないのだから、別の道に進むべきであり

何時間弾いていても苦痛じゃない…出来ないことが苦痛…もっと頑張りたい…

本当に好きなのだ…自覚することができたのは、素晴らしい成果だと思います

それが、芸を志す者としての基本的な姿勢だと思うので

心根の部分での「基礎」を身につけることが出来たのだろうと思うと

3年間、一緒に頑張ってきた講師として、とても嬉しく思います

 

教えを守り 必死に頑張る弟子は、可愛いもので

もっと教えたいと思うものです。

各界のトップの先生方による たくさんの授業を 

本当によく頑張り、身に付けたと思いますし

そんな藤田くんの努力を、どの先生も評価なさっていらして

多くの先生方、皆さんに 可愛がられた研修生でした。

 

これから 歌舞伎の現場で働くことになりますが

まだまだ学ばなければならないことが たくさん…死ぬまで研鑽ですが

この姿勢で、謙虚に真摯に芸に向かい、頑張っていってほしい

まっすぐに育っていって欲しい と願っています

 

↓今回の修了生たち

彼らのスタートを祝うように 澄んだ青空が広がり

国立劇場の桜も たくさんの蕾が膨らみ、花ひらき、麗らかな春の日でした

 

3年間、スクスクと成長して、修了生代表として謝辞を述べる藤田君が誇らしく

母のような気持ちで、感涙がこみ上げました。

優秀な成績で 歌舞伎の現場に送りだすことができ、この上ない喜びですし

これからの長い芸道人生、辛いことも多々あるでしょうけれど

どうか くじけることなく 真摯に頑張ってほしいと 心から願って

今後も しっかりサポートしていかねばと 私も心新たに決意しました。

 

4月には、また新しい研修生が入学予定です。

このように有意義な3年間を過ごせるよう、

藤田くんのように 真面目で素直な研修生であることを期待したいと思います。

 

そして、皆様♪

この「藤田和樹」が歌舞伎の舞台、

黒みす、出囃子で出演させて頂ける日も近いです

どうぞ ご後援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます

 

藤田くん、本当におめでとう!!!

これからが本当のスタートです。

一緒に頑張っていきましょう!!!

 

鳥羽屋 里夕

 

↓独立行政法人・日本芸術文化振興会「養成事業」について

http://www.ntj.jac.go.jp/training.html

2016年3月31日さくらまつり@国立劇場

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東京の桜も 今が見頃・・・

国立劇場では、毎年恒例の「さくらまつり」が開催されているので

わずか1時間ほど、駆け足で、桜を いっぱい撮ってきました

国立劇場 庭師の内山さんが 丹精込めて育てた桜たち♪

どの桜も 本当に美しく 愛らしい

小松乙女、神代曙、仙台桜、駿河桜、駿河小町。。

いっぱい撮って 昨日の分を以下↓アルバムにしました♪

https://www.facebook.com/riseki.tobaya/media_set?set=a.801973096613664.1073741864.100004029424643&type=1

同じような写真ばかりですが、

よろしければ お花見気分でご覧くださいませ♪

 

↓これは、通勤路の途中にある「紅しだれ桜」

東京の路上では ソメイヨシノが多いけれど、

京都のしだれ桜みたいな感じで 小さな花が はんなりと美しい。

毎年、早めに咲くので、とても楽しみにしている…大好きな桜です♪

 

桜って、見るのも、撮るのも、エネルギーが必要なんですよね…

昨年は、心身共に不調で、とても桜を観るエネルギーはありませんでした

 

今年は、桜を見ていて 心浮き立つような嬉しい気持ちになれたし

可愛い桜たちを撮りたくて、駆け付け

撮っていて 本当に楽しい♪と思えましたし

もっともっと撮りたい!!撮りますよ~~!(笑)

 

これが 本来の私かも…って(笑) 嬉しいです。

穏やかな心、健康って 本当にありがたいことです。

 

鳥羽屋 里夕

「象牙・皮セミナー」和楽器の響きを次世代に伝えるために

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三味線演奏に欠かせない「象牙、皮」が危機的状態なのは

皆様御存知の通りです。

 

昨日4月2日 

「『象牙・皮セミナー』和楽器の響きを次世代に伝えるために」

に出席して いろいろお勉強させて頂きました

 

主催:和楽器の響きを次世代に伝える会、(有)邦楽ジャーナル

http://www.hogaku.com/

 

↓会場は、新宿「芸能花伝舎」

↑↓ここは、学校の跡地で、満開の桜に迎えられました♪

***セミナー内容***

・長唄三味線と地歌三味線の音の違い

・ バチ・皮を中心とした三味線の歴史について

・ 野生ゾウと象牙の現状・未来、これまでの自然保護団体のあり方ついて

・ 三味線の皮の現状とこれからについて

・ 象牙新素材の開発進捗状況 ・ 皮新素材の発表(カンガルー皮、リプル)

・ 演奏家に聞く:

  象牙のバチ、犬・猫の皮がなぜ良いのか。

  現状と今後のことをどのように考えているか

↓PDF

http://www.hogaku.com/img/160402.pdf

 

↓カンガルー皮の三味線

↑オッパイが無くて、毛穴が大きい感じで、一瞬ちょっと不思議な感じですが…

犬皮に近いようにも見えますが、音は四つ(猫)に近いようです

 

↑↓合成皮リプル

↑繊維がハッキリ見えて、弾いても繊維のデコボコを感じるそうですが

長く弾いても、手首を痛めることはないらしく、

場所によって張り方を加減できるらしいので

色々な要望に対応可能みたいです

さらにこれから改良される予定のようで、期待できそうです

音も大丈夫そうで、

海外公演などの予備としてなど使えるかもしれません

 

象牙、皮の現状を、専門の先生方により

スライドなどで、詳しい講義と

あらゆるお三味線の実演など

わずかの休憩をはさみながら

4時間に渡るセミナーも、あっという間に感じられ

とても有意義なセミナーでした

 

コメンテーターとして

安倍昭恵総理大臣夫人をお迎えして

「大切な日本伝統音楽のこの現状を、

帰って首相に報告します」とのお言葉でした

 

微力ながら、私もメンバーとして参加させて頂いています

 

主催:和楽器の響きを次世代に伝える会、(有)邦楽ジャーナル
後援:(NPO)アフリカ日本協議会、(一社)長唄協会、(公社)日本三曲協会、(公財)日本伝統文化振興財団 (五十音順)

 

個人的な感想として…

このように、楽器の開発をする時、

どの音を目指すのか…というのが大きな課題ですが

弾く人の手によって、同じ楽器でも違う音がするもので

同じ演奏者が、楽器を替えて実演して下さる時が

一番わかりやすかったです

 

「これが良い音!」というのは、太棹、中棹、細棹

また音楽ジャンルによって違うもので

長唄だけをとっても、個人それぞれ違うかもしれないし

今、若い方たちを教えていて

三味線を遠い存在として育ってきた世代に、

「長唄の良い音」を伝えるのが、とても難しいように感じています

 

時代の変化、大自然の変化、世界の変化のなかで

先人から伝えられた「長唄の音」

「昔ながらの長唄」を変えることなく

伝えていかねばならない任務の重さを感じました。

 

「長唄らしい良い音」の出せる演奏者を目指して

頑張ります!

 

鳥羽屋 里夕

夜桜@千鳥ヶ淵

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今日は、月末のNHKFM収録のための合わせ練習を終え

帰宅途中、千鳥ヶ淵のあたりが夜桜見物客で大賑わい。。

あとの用事がなかったし

ちょうどコインパーキングも空きがあったし

ということで、ちょっとだけ夜桜見物してきました♪

 

東京タワーが見える撮影ポイントというのが

大行列。。。

約30分近く並んで。。。

やっと最前列がまわって来たのですが。。。

なんと!目の前には「柵!」

チビの私には、柵を避けて撮ることは不可能でした。。

いつもの私なら撮るのをやめますが、

こんなに並んで待ったのだから。。と、一応撮りました。(笑)

 

あんまり残念なので

携帯を高く上げてとったのが、こちら…ブレブレです!(笑)

どっちにしても ダメダメショットで残念(T_T)

最初に、さんざん並んでしまったので

ライトが消える10時まで、ほとんど時間がなくなり。。

ライトアップも良いものですね♪

夜はボートが出ていないので、水鏡が美しい。。

さすがの美しさでした♪

もっとゆっくり来たいな…撮りたいな…と思いましたが

もう明日くらいまででしょうか。。

来られるかなぁ。。

 

あまりの人出で、くたびれてしまいますし

思うポジションで ゆっくり構えるわけにもいかず

三脚を立てるわけにもいかないので

全く、撮影には向きませんが

夜桜の美しさ、水鏡の美しさに感激♪

圧倒されるほどの満開の桜は、さすがです。

 

仕事の行き帰りでの

「ついで花見撮影」ですが

充分堪能しました♪

 

鳥羽屋 里夕

桜の写真@東京

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ここ数日、バタバタと撮った写真

フェイスブックのアルバムに まとめてみました♪

よろしかったら、下記URLから ご覧くださいませ。

 

◆国立劇場さくらまつりPart2

https://www.facebook.com/riseki.tobaya/media_set?set=a.804765609667746.1073741866.100004029424643&type=1

同じような写真ばかりだったので、

ちょっと違う撮り方もしてみたいな…と追加撮影に寄りました。

 

舞台と同様、桜の花も 同じ状態は二度とないわけで

この日は、風が強くて、桜の枝がビュンビュン揺れて難儀しました(笑)

毎日、刻々と桜が咲いていきます♪

 

◆4月4日の桜たち(この日は 思いがけず色々なお花見できました)

https://www.facebook.com/riseki.tobaya/media_set?set=a.804780159666291.1073741867.100004029424643&type=3

20年来のお友達の 快気祝いを兼ねて

リハビリウォーキングで、

私のイチオシ国立劇場と千鳥が淵あたりを

ゆっくりお花見散歩にご一緒しました。

 

練馬のご自宅に送り届けて、帰り路、

神田川沿いの桜の美しかったこと!

普段通らない場所なので 感激もひとしお♪

思わず車を停めて、少しだけ撮影しました!

 

夜は、徒歩で 近所の夜桜。。

千鳥が淵まで足を伸ばし、東京タワーショットもリベンジ♪(笑)

 

大阪のお稽古も休止中なので

今年は、東京のお花見だけで見納めになりそうです

 

普段ちっとも歩かない私ですが、カメラと一緒なら

どこまでも、いつまでも歩いてしまうのでした♪(笑)

 

今年の桜、過去ブログ

◆↓国立劇場さくらまつりPart1

http://ameblo.jp/love-sunshine-moonlight/entry-12145376383.html

◆↓千鳥が淵の夜桜

http://ameblo.jp/love-sunshine-moonlight/entry-12146457851.html

 

拙い写真、ご覧頂きありがとうございました♪

鳥羽屋 里夕


桜の着物&帯

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日本文化…着物は、季節を先取りするもの。

 

季節の花が咲く 少し前から、着物で楽しみ

「お花が咲いたら、本物のお花にお任せして、着物では着ない」

という古来からのしきたりがあるそうです

 

本物のお花とは競わない…

自然を大切にする日本人らしい奥ゆかしい感性で

とても素敵だと思います。

 

というわけで、3月半ばから、桜の着物、帯をしてきましたが

もう満開で散り始めましたので、今年は着納めです。

 

↓これは、水面に散り桜…なので 

咲いてから満開の頃までに着るのが ちょうど良い、先取り感覚かも…と

歌舞伎座に行く時に着てみました。

柄の濃淡や、花びらの金糸が さりげないのに、利いてます♪

↑桜の付け下げに、塩瀬の桜帯♪

偶然、同じような柄の桜だったので、桜尽くしにしちゃいました・・・(笑)

 

↓同じ着物ですが、帯を黒地にしてみました

重い印象にしたくなかったので、どちらも、塩瀬の帯を合わせてみましたが

袋帯にしたら、きちんとしたおよばれのお席や公式の場も大丈夫な感じです♪

 

↓↑同じ帯ですが、着物、帯揚げ、帯締めを替えるだけで、違う雰囲気♪

この帯は、お気に入りの桜の帯で、濃淡と刺繍が可愛く

堅い着物でも、柔らかい着物でも、どんな場面でも

白地塩瀬の万能選手なので、毎年、連日登場してしまいます♪(笑)

実は、もうデロデロ。。。でも大好き!(笑)

 

 

↑↓これは、たしか10代の頃に祖母が見立ててくれたもの。縮緬の名古屋帯。

初めての桜柄が嬉しくて嬉しくて。。。

縮緬名古屋帯なので、お稽古着にしか締められませんが

今でも大好きなので、大島とか 地味な紬などの時に愛用しています

 

↓ず~~っと憧れて、やっと買ってもらった桜の小紋♪

リアルな手描きの桜などは、咲く前に着ないとNGだそうですが

このように、模様化された桜は、咲いてから着ていてもOKなのだそうで

この小紋は、散り桜の雰囲気もあり、咲く前から満開まで

1ヶ月近く着ることが出来るので、登場回数も多い大好きな着物です♪

 

着物のしきたりも、現代はだいぶ緩くなってきていますよね。

温暖化の影響も有り、臨機応変に…とは思いますが

それでもやはり、季節感を重んじる日本の着物文化の感性は

なるべく そのまま継承したいものです。

 

子供の頃、桜だけの柄の着物を祖母にねだりましたが

「年に一度、着られるかどうかわからない贅沢はダメ」といわれ

諦めた記憶があります
なるほど、いま思えば、祖母の言う通りですね♪(笑)

 

祖母は、そんな私の「桜柄への憧れ」を よくわかっていて

「梅と桜」とか「桜ともみじ」とか、

なるべく長い時季、着られる機会の多いものを見立ててくれました。

子供の私は よくわかっていませんでしたが、

本当に、着物通のお洒落な祖母からの教えは

ありがたいことばかりでした。

 

1枚の着物に、3本の帯…とかね♪

年相応とか、「らしさ」を大切にすることも よく教えてもらいました。

 

今では 仕事柄、ほぼ毎日のように着物を着ることも多く

公式の場には必ず着物ですし

念願だった桜の着物も帯も、お蔭様で

毎年たくさん着る機会ができて ありがたいことです。

 

祖母に教わった「着物のアレコレ」も

やっと少しわかってきたかな…と思うこの頃です。

長唄も、着物も、長い歴史の伝統あるものは

奥が深いということなのでしょう。。。

こうして数十年経験して、やっと少しみえてくるもののようです。

 

仕事上、男に生まれたかった私ですが

季節ごとの着物の楽しみは、女性ならではのものなので

せっかくですから、思い切り 楽しんでいます♪

 

ぜひ皆さんも着物をお楽しみくださいね♪

 

鳥羽屋 里夕

おうな♪ 竹葉亭本店

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お疲れマックスの私を気遣ってくれて

「早めの夜ごはん、銀座あたりで

美味しいものでも食べる?」とのお誘い♪
夜は何もなく、ベストタイミング!
「は~い!喜んで♪」o(^▽^)o(笑)
 
で、土日の銀座は、凄い人出なので
静かな「竹葉亭の木挽町本店に♪
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出始めましたね…若竹煮♪ 
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品の良いお味!とっても柔らかい!最高!
 
写真撮り忘れましたが
細い細い優しいお味の「もずく」も♪
 
鰻の白焼♪
{FAD5A037-B37C-470F-A5A8-12B5A17EE2F5}
好きなんですよ~さっぱりフワフワ♪
上品な脂が 溶けてゆく…♪
 
やっぱりメインは鰻丼♪
白焼も食べたので、小さいお丼に♪(笑)
{C9D9E3C4-0DE6-4916-A209-2026AF0B1507}
品の良い鰻丼♪ フワフワです♪
濃すぎないお味が好きだなぁ…♪
ここの肝吸いも、かなり好き!
 
実は私は、
竹葉亭の「鯛茶漬」が大好物で
いつもは、鯛茶漬ばかりなんです(笑)
 
が、昨夜
締め切り迫った原稿の書き直しで
久々の完徹してしまい(^◇^;)
 
何か元気のでるもの食べないと…
もう…ダメ~!ってことで、
迷わず おうな♪でした!(笑)
 
体力には自信のある私ですが
さすがに完徹は、
もうツライ大人になってしまいました(笑)
朝方、仮眠爆睡しましたけど
簡単には回復しないものです…
これが、歳というものなんでしょうか…ヤダヤダ!(笑)
 
疲れてる時は、
品の良い 静かな空間が、
本当にありがたく 嬉しいものです。
 
竹葉亭本店のゆったりした雰囲気が
何より とっても心地良く
仲居さんも、きちんとしていて気持ち良いし
美味しいおうなを頂き
かなり元気回復&ゴキゲンo(^▽^)o
 
美味しいものは
パワーと幸せを運んでくれます!
 
頑張ったご褒美のようで
幸せな気分で 最高でした♪(笑)
 
ご馳走様でした!
これで明日も頑張れます!
*\(^o^)/*
 
鳥羽屋 里夕
 

四月大歌舞伎 夜の部@歌舞伎座

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昨日11日は、四月歌舞伎座、夜の部 拝見してきました!

最初からは 間に合わなかったのですが、

毛谷村 素敵でした! 拝見出来て良かったです(*^^)v

 

そして 新作「幻想神空海」

高野山開創1200年記念の新作歌舞伎だそうです♪

 

最初に、先月ご襲名なさったばかりの当代雀右衛門さんが楊貴妃で。。

それはそれは美しかったこと♪

なにより、あまりにもお父上にそっくりで、もうビックリ!!

昔はそんなに似てらっしゃるとは思わなかったし、

お顔の形も違うかな…と思ってたけど、

いえいえ、お顔の形も、お化粧の仕方もそっくり…あんなに似るものかしら。。

お父様は、いつもキラキラしたお姫様がピッタリの方だったから

余計に、お役が重なって。。。懐かしいような気持ちで感激しました。

 

そして、

元気いっぱい、花道から軽快にお出になっていらした染五郎さんが

これまた、ラマンチャとかの現代劇の時のお父上に

セリフ回しも、身体の動きも、そっくり。。。

あらま~!こちらもお父様に似てる…って、ビックリ。。。

ビックリしているうちに、どんどんお芝居はスピーディに進んでいきます♪

 

あ、お父様シリーズのお話をすると…

松也さんのお父上 松助さん。派手なタイプの方ではなかったけれど

実力派の方で、私は大好きでした。

ご健在ならば、きっと重鎮の脇役として 歌舞伎界を支えられたに違いないです。

早すぎましたよね。。。でも松也さんのご活躍を 空の上からお喜びのことでしょう。

 

さてさて、このお芝居

大道具も斬新な感じと格調の両方があり、 とっても素敵でした♪

 

歌舞伎って、歴史上の人物や史実を基にして

そこから「実は…それは…それから…」って、

奇想天外に膨らませて 絡ませていくものなんですよね。。

そう言う意味で、歌舞伎らしい発想、構成のお芝居だな…と思いました。

 

だから歌舞伎を楽しむ上で、

歴史や人物像をよく知っていることも、重要で

「へ~~♪ こんな風にしちゃうの~~?!」みたいなビックリも楽しいわけです。

 

たまたま今年3月伝承の会で

「楊貴妃」を初めて勉強させて頂き

http://ameblo.jp/love-sunshine-moonlight/entry-12139976178.html

演奏するには、まず よく曲を理解してから

身体に染み込ませて 覚えなくてはならず

この2月は、ドップリ楊貴妃のことばかり(笑)

歴史や、白居易「長恨歌」、李白「清平調子」などなど

俄かながらも 猛勉強したので(笑)

ついこの間、仕入れたばかりの知識が、あちこちにいっぱい。。。

(試験勉強が 役に立った気分!(笑))

 

仏教も好きで、高野山には何度か行っていて、

空海・遍照金剛、密教は 以前から興味があったり…で

こちらについても、あちこちに史実が…と

知ってることが出てくるのは楽しいものです。

 

史実と、奇想天外な膨らませ方と、その絡ませ方が

と~~っても面白く 興味深く。。。

これが、歌舞伎なんだなぁ。。。と 大変楽しかったです♪

 

そして、大御所お父上が華を添えられ

さらに歌六さん、又五郎さん、彌十郎さん…というお兄様方が、すご~く良くて

ワキをしっかり固められ、素敵な重厚感のある舞台でした。

この新作に、この緞帳がよく似合っていました♪

 

竹本(義太夫)は途中に入っていましたが

効果音としての「生の黒みす音楽」が無く・・・

大音量のスピーカーで、たぶん録音の尺八やお箏。。。

途中、染五郎さん達が唄われる歌も、Jポップみたいな感じで。。

音楽の傾向は、ワンピースと同じような感じの印象。

これはこれで素敵なんだけれど。。。う~~ん。。。

昔のスーパー歌舞伎の時は、生演奏の黒みす(下座音楽)が入っていたのに…と思うと

歌舞伎長唄屋の娘としては、正直、ちょっと淋しい気持ち。。

でもまぁ、そもそも歌舞伎は

その時代の大衆の好み、流行を反映しながら、発展してきたもの…と思えば、

こういうものなのかも知れません。

 

幕間には、売店で 「赤トンボ」のサンドウヰッチを♪

懐かしい!懐かしい!変わらぬ老舗の美味しさです。大好き♪

昔、楽屋見舞とか、お浚いのまきもの「おしのぎ」の定番でした。

(伝統芸能界以外で「おしのぎ」って、あんまり言わなくなってますよね。。)

ひとくち、ふたくちで食べられる大きさが嬉しい。。

 

最近は無いけど、歌舞伎座新開場当初には

銀座千疋屋のフルーツサンドがあって、

あれも、伝統芸能界の定番で、懐かしくて美味しくて、嬉しかったなぁ。。。

 

歌舞伎座売店の仕入担当の方は

さすが、こういう昔ながらの業界の定番を よく御存知なんでしょう。

粋な計らいが すごく素敵で 嬉しいです。

 

今日は、開演時間に間に合わないし

行くの、どうしようかな…なんて迷ったけど

拝見して良かったです!とても楽しかったです♪

 

四月大歌舞伎、

26日(火)まで毎日上演しています。

ぜひ皆様、ご来場くださいませ。

 

鳥羽屋 里夕

合同開講式@国立劇場養成事業

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本日4月14日 国立劇場(独立行政法人・日本芸術文化振興会)養成事業

http://www.ntj.jac.go.jp/training.html

「第7期 歌舞伎音楽(長唄)研修」(男性のみ)

「第14期 大衆芸能(寄席囃子)研修」(女性のみ)の

合同開講式でした

いわゆる「入学式」です

文化庁長官にもご臨席賜り、

独立行政法人・日本芸術文化振興会の理事の皆様も御列席で

厳粛に執り行われました。

 

彼らは これから、

長唄研修3年間、寄席囃子2年間という研修生活が始まります。

 

まずは、数ヶ月後の適性審査が、ひとつの目標となるでしょう

「本当に芸が好きで 一生頑張れるのか」

それぞれが 必死に頑張る中から、答えを見つけて欲しいです

 

記念撮影のあと、ご列席の先生方をお見送りする新入生たち。

 

明日から授業が始まります。

どんな新研修生でしょうか。とても楽しみです。

 

多くの若者を育ててきて、

やはり素直さが一番大事、謙虚な心で 真面目に取り組む子が

一番伸びるような気がします。

 

技術の習得はもちろんですが、

それより 心構え、人柄…が 一番大切かもしれません。

 

ぜひスクスク育って、全員揃って 優秀な成績で卒業できるよう

頑張ってほしいと思いますし

私も一生懸命、彼らとともに成長したいと思います。

 

 

鳥羽屋 里夕

 

心よりお見舞い申し上げます

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熊本、九州地方、震度7の大地震、

震度6の余震が7回も起こり、

余震200回以上にわたり、

現在も 常に揺れているような状態とのこと。

 

家屋崩壊。。。

お亡くなりになった方、生き埋めになっている方。。

悲惨な様子がニュースで流れています

なんと怖ろしいことか。。

いまだに続く揺れ、現地の方々の恐怖感、いかばかりかと

たまらない思いで 心が痛みます

 

阿蘇地方震源の大地震に続き

日向灘震源の地震まで。。

今夜から、九州地方は強い雨が降るとか。。

地滑りの怖れも。。

 

阪神淡路大震災、東日本大震災の記憶も新しいのに

またこんな大地震。

自然災害の前に 人間は無力ですが

どうか これ以上 被害が広がらないことを

現地の方々のご無事を 切に願うばかりです

 

本当に心配で 言葉が見つかりませんが

心からお見舞い申し上げます。

鳥羽屋 里夕

NHKFMラジオ「邦楽のひととき」収録

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いまだに震度5が続く熊本、九州の方々を思うと、心が痛く

情報拡散に協力…と思っても、誤情報も多いとか。。

品物を送るのも、よく調べた上でないと 逆にご迷惑だとか。。

今できることは、信用ができそうな場所での義援金寄付…と思われる毎日です。

 

さて、一昨日27日

渋谷NHKにて 「FMラジオ『邦楽のひととき』」の収録をしてきました。

建物に入るのも、年々 セキュリティが厳重になっています

↑収録は 502スタジオでした♪

曲は、5月の放送ということで

「神田祭(かんだまつり)」と「菖蒲浴衣(あやめゆかた)」の2曲。

↓演奏を終えてパチリ。。。

あらあら・・・マイクで、お顔が隠れてしまったので、ちょっとズレて…再度パチリ♪
↓でも、身体が斜め・・・で不思議ショット♪(笑)

舞台演奏のように並んでいますが

音の聴こえ方は全然違います。。。(*_*;

いつもと違う緊張と集中で、収録後は、グッタリ。。。(笑)

やっぱり録音は、ホントに大変…ちっとも慣れません(@_@。

 

今回「神田祭」とのリクエストで収録することになりましたが

実は、私どもの流派では、日常ほとんど演奏することはありません。

 

ですが、私は10代後半から「東音田島佳子先生」のもとで修行し

特に「神田祭」は、最初の頃に、みっちり教えて頂き、

田島先生の会などでは、いつも必ず「神田祭」を演奏する習慣だったので

長らく ご無沙汰の曲ではありましたが

恩師の思い出深く、慣れ親しんだ懐かしく大切な曲でしたので

僭越ながら、演奏させて頂くことにしました。

 

今回収録のための練習は、いつも通り、父がみてくれましたが

父も、若かりし日、山田抄太郎先生率いる東音会に在籍し

「神田祭」は「西垣勇蔵先生」にみっちり教えて頂いたとのことで

今回改めて、いろいろ教わることが出来ました。

 

演奏していると、田島先生の撥の動き、左手指の動き

目の前のお稽古で弾いていらっしゃるお姿だけでなく、

ここはこうで…とのお言葉など、鮮やかに思い出します。

と思っていたら、父が

「西垣先生の声、唄い方、おっしゃったこと、細かいことまで

ものすごく、はっきり思い出すよ…60年も前なのにね。。。

こんな風だったよ…」と細かく話してくれました。

 

一生懸命、お稽古をして頂いたことは

40年近く経っても、60年以上経っても、昨日のように、鮮やかな記憶なんですね。。。

誰でもみんなそうかしら…うちの父娘のDNAかしら…(笑)
人間の記憶って、興味深いですね。

 

今は亡き田島佳子先生、

当時は、今の私くらいの年齢でいらしたでしょうか。。

もっとお若かったのかもしれません。

毎回、とても情熱的なお稽古で、必死についていく…という感じでした。

師弟としての相性もよく、大変可愛がって下さり、数々のお教えのお導き、

細かく細かく教えて下さることが、楽しくてたまらず、

先生のお稽古には、いつも惹きこまれたものです。
その貴重な教えが、どれほど体得できているかは、全く自信はありませんが

今の私があるのも、先生のお蔭と、

本当にありがたく、心から感謝しています。

 

「菖蒲浴衣」は、正治郎作曲でもあり、

うちの流派では よく演奏されるものです。

祖母も一生懸命、私に教えてくれました。

偶然にも、録音の前日4月26日は、敬愛する祖母の祥月命日でもあり

「明日、頑張るからね♪応援してね♪」と墓参して

当日は、祖母形見のかんざしを身に付けて 収録に行きました。

 

空の上から、

恩師田島佳子先生と、大切に育ててくれた祖母が

きっとハラハラしながら見守っていてくれたはずです。(笑)

 

少しでも、教えて頂いたように弾けていれば良いのですが…(>_<)

 

◆放送は、5月10日(火)午前11時20分~11時50分

NHKFMラジオ「邦楽のひととき」

「神田祭」「菖蒲浴衣」

・唄、東音志村かしわ、東音河合夏奈子、東音斎藤史子

・三味線・鳥羽屋里夕、杵屋巳織、東音植松美名

 

インターネットPCや、スマホで、ノイズなく聴けます。

ネットラジオ「らじる★らじる」
http://www3.nhk.or.jp/netradio/player/index.html?ch=fm&area=tokyo

 

↓収録後、NHK廊下でパチリ♪ みんな解放感で、良い笑顔です♪

自分の演奏は、ともかく

気心の知れた仲間、いつものメンバーとの演奏は

安心できて、心も一つになりやすく、本当に有り難いことです。

合奏ですから、それが一番大切なこと♪

今回も、練習から本番まで、和やかに楽しく過ごさせて頂きました。

みなさん♪ありがとう!!!

そして、NHKスタッフの方々も、とても御親切で嬉しかったです。

ありがとうございました!

 

曲に因み、春霞のような着物に、花菖蒲の帯にしました。

ラジオですから、姿は見えませんが…気持ちが届くと良いな。。♪
長唄のメロディから、季節感を感じて頂けますように。。。

 

鳥羽屋 里夕

端午の節句

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昨日は、端午の節句、子供の日でした

 
大地震から3週間、被災地では
不自由な避難生活と余震の恐怖に
さぞかし お辛い日々と思いますが
くまモンも復活して、
熊本のお子様達を喜ばせたり、
くまモンのぬり絵がプレゼントされたり
子供の日を喜ぶ笑顔が映し出され、
温かい気持ちになりました
 
暦では「立夏」だそうで
まさに初夏のような 良い陽気でしたね
 
万年ダイエッターの私ではありますが
季節の行事なので、柏餅を…
柏餅なら、やっぱり虎屋!
と予約の電話をしたら、
もはや本日完売!残念!(>_<)
 
で、近所の和菓子屋さんを覗いてみたら
「今、ちまきと柏餅が 蒸しあがったばかりなのよ!美味しいわよ~」と
なんとも魅力的な 売り言葉♪
{928840AD-4E65-4997-A440-3F38977E6931}
上…吉野の本葛のちまき
中…新潟名物のちまき
下…こしあんの柏餅
{951C2B06-6E38-4293-B21E-CD9CC6A7246C}
新潟名物のちまき、きな粉をつけながら食べる「もち米」だ~い好きなんです!
新潟の知人が、送って下さるのが、本当に楽しみです♪
東京の和菓子屋さんで作られたのを食べるのは、初めてでした。
もち米も、笹も、さらりと品が良く、
私の知ってる味とは、何かが違うけど
これはこれで、とても美味しかったです!
 
本葛は、つるりと喉越しが良く
柏餅は、ホントは味噌餡が一番好きなんだけど
このお店は、こしあん、つぶあんのみ。
出来立てでしたし、美味しかったです!
 
虎屋の柏餅が、例年の楽しみでしたが
今年は、ノロマだった為、
思いがけず、いつもと違う趣きで、
柏餅だけじゃなくて、なんだか楽しくパクパク食べてしまい、
気付けば お腹いっぱい…食べすぎたぁ。。
ほぼ 夜ご飯になってしまいました(^^;;
 
笹の香りを楽しみながら、食べていたら
笹の香りシリーズなら
「和久傳の西湖」が、やっぱりダントツ大好物だなぁ~と思い出しました♪
一年中、いつでも いくらでも食べちゃうけど♪(笑)
 
年中行事として、欠かせないのが
しょうぶ湯!
 
柚子湯の時に、高濃度炭酸泉に柚子が浮かんでるのが最高だったので
同じバージョンで「しょうぶ炭酸湯」を堪能すべく
行きつけの日帰り温泉に~!
 
予想通り、高濃度炭酸泉にしょうぶが
10束以上 浮いていて、贅沢!
しょうぶの香りも、たっぷり堪能!
炭酸泉も最高!
やっぱり行って良かったぁ! 大正解!
 
もちろん、天然温泉も、ミストサウナも
ゆっくり楽しみました!
車で20分だけど、もっと近かったら
きっと毎日行っちゃいそう!(笑)
 
{243BD81B-39D6-4A96-B83A-A5A949B3C62D}
端午の節句というより
子供の日…という感じの室礼でした。
可愛い坊やの陶人形と
ぐんぐん伸びる若竹が、良いですね!
 
いつも、ここの室礼には
ホッコリした気持ちにさせて頂いてます♪
 
ゴールデンウィークとは関係なく
バタバタしてる日常の私ですが、
日本の季節行事を楽しみました♪
 
素敵ですよね~日本文化♪
 
鳥羽屋 里夕

後ほど放送されます♪@NHKFM

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おはようございます!

 

本日、NHKFM 午前11時20分~11時50分
邦楽のひととき「神田祭」と「菖蒲浴衣」放送されます♪


唄・東音志村かしわ、東音河合夏奈子、東音斎藤史子
三味線・鳥羽屋里夕、杵屋巳織、東音植松美名


ネットラジオ「らじる★らじる」
http://www3.nhk.or.jp/netradio/player/index.html?ch=fm&area=tokyo

↑こちらから、PCでもスマホでも
ノイズなく お聴き頂けます♪

 

今の季節に ピッタリな曲です。

神田祭の賑やかさと、

菖蒲浴衣の爽やかさと。。
そのように感じて頂けると良いのですが。。。(^^ゞ
よろしかったら、お聴きくださいませ♪

 

なお、再放送 は
明朝 午前5時20分~5時50分です

 

曲への思い、収録の様子ブログ

http://ameblo.jp/love-sunshine-moonlight/entry-12155174727.html

 

取り急ぎ、お知らせまで♪

鳥羽屋 里夕

和楽に掲載されてます…父が。

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只今発売中の「和楽」6.7月号

{0996C539-1EA9-4285-9B3C-6475447F79CF}
和楽さんと、和塾さんのコラボ企画
人間国宝塾シリーズで
7月30日に、父・鳥羽屋里長が講師をさせて頂くことになり
そのご案内記事が掲載されてます♪
{002546B1-277A-4716-9D18-B3CCFC0FBD11}

歌舞伎座や国立劇場、自宅など

数日間 密着で撮影、インタビューがあり

数ページに渡り、歌舞伎長唄のことなどなど…
特集記事が掲載されており
ついでに私も、チラリと載せて頂いちゃいました♪(*^。^*)
{6FD8F7E0-FC48-40BD-BE6C-B1328633B3BE}
掲載されたお写真は、本当に素晴らしくて
父の表情、お仕事の時もプライベートの時も、
とっても自然で、父らしさが溢れているのです。
愛用の品なども含め、どれも素敵に撮って頂きました!
ぜひご覧頂きたいです♪
 
人間国宝塾って?
歌舞伎長唄って?
鳥羽屋里長って?
と ご興味を持ってくださった方
ぜひ、只今発売中の「和楽」をご覧下さいませ。
書店で入手できます♪
{68B53790-1561-4623-8FCF-009CD20E86E5}

7月30日は、
日本を代表する料亭「新ばし 金田中」で
美味しいお食事を召し上がって頂きながら
葛西聖司アナウンサーとの対談や
芸のご披露など、ゆったりお過ごし頂けそうな素敵な趣向です。
 
歌舞伎や演奏会とは違い
限られた空間で、間近にお聴き頂ける貴重な機会ですので
よろしければ、ぜひご参加ご応募下さいませ♪
お待ちしております♪
 
和楽さんは、本当に素敵な雑誌で
日本文化にご興味のある方は
ご存知の方も多いと思います。
今号は、京都の特集、魯山人の特集など
武相相のガイドブックまで付いてて
どの記事も、とても丁寧で おススメです♪
 
 
鳥羽屋里夕

御無沙汰です♪

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ついつい…
アメブロ記事アップを おさぼりしてしまいました。。。

 

皆様、お変わりありませんか(*^。^*)

 

近々の演奏会の御報告やご案内もしたいし

しばらく御無沙汰していた間の報告も含めて

ゆるゆると アップしていこうと思います♪

 

こんな私ですが、今後ともお付き合いくださいませ♪

 

*****************

 

では、だいぶ前になりますが。。。

6月のおよばれグルメの会は

村上開新堂のディナーでした

 

サーモンピンクのテーブルクロスが素敵で

落ち着いていて シックな品の良い雰囲気が心地良かったです

http://riseki-photo.tumblr.com/post/145315797170/20160601murakamikaishindo

↑写真アルバムを タンブラーに作ってみたので

お食事会の写真も入れてみましたので、上記URLからご覧くださいませ♪

 

お食後は、村上開新堂さんのお馴染みのゼリーも♪

 

伝統ある…というと、

とかく、堅苦しいと思われがちですが
いえいえ、そうではありません。

 

こちら村上開新堂さんも、伝統ある、有名な老舗の名店ですが

フォーマルな雰囲気なのに、肩肘張らずにリラックスして過ごすことができ、

伝統の味を守りながら、現代的な工夫も満載。。

 

なにより、5代目オーナー山本道子様のお嬢様、馨里さまのおもてなしが

細やかでいて、さりげなく、痒い所に手が届くようなお心遣いが素晴らしく

あまりの心地良さに、何時間も過ごしてしまいました。

 

美味しいお食事は、もちろんですが

伝統を守るとは・・・

一流とは・・・

ということを学ばせていただいたような、素敵な一夜でした。

 

鳥羽屋 里夕

長唄協会夏季演奏会★下浚い

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6月28日(火) 六番町・紫山会館

長唄協会 夏季演奏会の下浚いでした

 

夏季演奏会プログラムPDF

http://www.nagauta.or.jp/img/16_0705.pdf

 

今年から、夏季および秋季の長唄協会定期演奏会の形態が少し変わり
夏季は、これまで女流だけの演奏会でしたが

今回から、男子女子、のほか、特別企画が加わることになりました。

 

400年前から演奏されている三味線は

当然ながら、全て天然素材が使われているのですが

 

時代の変化により、撥(ばち)などに使用する「象牙」

三味線に使用する「猫皮」「犬皮」の入手が困難になってきており

演奏家、楽器商、力を合わせて、次世代への対策に取り組んでいます

 

そこで、今回の「特別企画」は
◆「和楽器どうなる?」次世代への進化と開発◆ と題して、
皮の開発について
猫皮、カンガルー皮、ヤギ皮、合成皮3種(白峰、リプル、ケプラー)
音の弾き比べと、皮の紹介など
45分間のプログラムです

 

長唄に限らず、古典芸能「三味線音楽」に携わる演奏家にとって

とても意義深く、また興味深い企画です

というわけで

NHK「にっぽんの芸能」(7月22日放送予定)でも 取り上げられ

当日も録画予定ですが、下浚いにも、取材のカメラが入りました

 

この中で、私里夕が、猫皮のタテ三味線を弾かせて頂くことになり
「そもそも これが長唄三味線の猫皮の音です!」

と御紹介する 責任重大な任務を仰せつかりました (@_@。

事前練習はなく、この下浚いが 初合わせ、、、

はて、どうなることやら…と 台本を見ながら…

 

天然皮は「猫、カンガルー、ヤギ」

合成皮は、撥や駒も糸も 合成で。。。ということだそうで

 

本来、本番通りのリハーサルではありましたが、

あまりに興味深かったので

へぇ・・・どういうのかしら~???…と、つい振り返って見てしまったら

!!!\(◎o◎)/!!!!

あらま~~ビックリ!

黄緑色の皮!!!

これは、防弾チョッキにも使われる「ケプラー」だそうです。

 

それぞれの音の弾き比べのほか

原皮の紹介もあります

どの皮が どんな音がするのか…

どんな研究開発をして、どんな風に作られるのか…

ぜひ皆様、ご来場いただき、お聴き頂きたいと思います♪

 

長唄協会 夏季定期演奏会

7月5日(火)国立小劇場 \4000(自由席)

この企画番組は 14:27~(45分間)の予定です

 

*********

私は、この「特別企画」のほか

「漁樵問答(ぎょしょうもんどう)」のタテ三味線を弾かせて頂きます

 

漁樵問答については 次記事でご紹介しますね・・・♪

 

「よし!長唄協会演奏会、行ってみよ~~かな~」という方♪

お切符、ご用意いたします。

メッセージからご連絡くださいませ♪

 

鳥羽屋 里夕

 

この記事に使用したお写真は、全て「岡安香代さん」から頂戴しました

香代ちゃん♪ありがと~~~~♪(*^。^*)♪

 

長唄協会夏季演奏会★下浚い★漁樵問答

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前記事の通り、6月28日(火)紫山会館

長唄協会 夏季定期演奏会の 下浚いでした

 

当日 7月5日(火)国立小劇場 

↓プログラムPDF こちらご覧くださいませ

http://www.nagauta.or.jp/img/16_0705.pdf

 

今回は 「漁樵問答(ぎょしょうもんどう)」という曲を

演奏させて頂きます

(当日 18:20頃の予定)

 

これは 今年お正月元旦放送で、

父・里長と杵屋浄貢先生が組んで演奏した曲でもあり
今回の演奏会に向けて、父に指導してもらいました

 

本来「漁樵問答」とは、中国のお話。
人生哲学を語る禅問答のようなもののようですが
こちら、三代目 杵屋正次郎作曲の長唄「漁樵問答」は、
どうやら、そのパロディのようなものらしく
皆様ご存知、おとぎ話の主人公
若い漁夫「浦島太郎」、年老いた樵夫「源丞内」が、

深い山中で 偶然出会い、お互いについて語らう…お話♪


「若者の浦島太郎」

  龍の都から玉手箱を持ち帰り、開けたら白髪の老人に!
「老人の源丞内」

  養老の滝の水を呑んだら、黒髪の若者に!

 

格調ある旋律と 美しい歌詞でありながら

実は、こんな と~~っても楽しい おとぎ話。。。

 

もともと演奏曲として作られたそうですが、

舞踊や芝居をイメージしたくなるような、とても芝居風で、素敵な曲です

 

敬愛する 三代目栄蔵師匠も とてもお好きだったとのこと♪

コンパクトながら変化に富み、ドラマチックな芝居の雰囲気♪

海と山、若者と老人、その対比が大変面白く、しかも最後には逆転~♪ 

その様子が目に浮かぶような名曲です♪

 

歌詞も とても美しいです。

 

◆歌詞  「漁樵問答」明治十年(1877) 三代目正治郎 作曲

 

歳を経し 美濃の山の松影に なお澄む水の緑かな 

 

通い馴れたる老の坂 たどたどしくも多度の山 
荷(にの)う真柴(ましば)の杖とめて 瀧の傍に休らいぬ
見上ぐれば 三十六峰 峨々として 万尺の飛泉 こうこうたり 
湧きて岩間の潔き 水は薬となる瀧の 絶えずも老いを養ふゆえに 
養老の瀧とは申すなり 

実にや その名の遙けくも  雲井に響く 瀧津瀬や 
水また水は よも尽きじ 

 

龍の都を別れ路の 土産(つと)に貰うた玉手箱 
貰ろや もろたが 開けて見るなと戒められて
背たら負うても くたびれもうけ 
恋の重荷をかけかえて 釣竿をかたげ来りける

 

馴れ来し亀の背を離れ 物珍しき深山路に 
逢うも奇縁の漁夫樵夫 ここに暫く しばいして 

 

(漁夫)のうのう それに渡らせ給うは 何人にて候 
(樵夫)我は 此の辺りに住居する樵夫にて候が
    して まれ人には何方より来り候ぞ 
(漁夫)我はまた 龍の都を立出でて 波濤(はとう)遙かに帰朝(きちょう)の漁夫にて候 

(漁夫樵夫)然らば此処にて 海と山とを 問いつ答えつ 
      いざいざ語り申そうずるにて候 

 

そも蒼海(そうかい)の鯨鯢(けいげい)は 
そは深山(しんざん)も虎狼(ころう)にいづれ 
浪に鼓(つづみ)の声あるは 
松に雅琴(がきん)の調べあり 

 

足洗わんか 耳洗わんか 
又味おうて みさご鮨 
呑んでみざるは 猿酒(さるざけ)なり 

猿酒よりも此滝の 老を養ふ仙徳(せんとく)の
泉は酒となり ひさご 
いざいざ水を 結ばん
 
漁夫は筐(かたみ)を取出でて 
こは何やらん 
かかる時 餓え凌げとや 贈りけん
彼所は手酌 ふくべ酒 
此処には開く玉手箱 
ぱっと煙りのたちまちに 
まだうら若き浦島が おもかげ変る頭の霜 
それに異りて源丞内 墨にや染まる鬢髭(びんひげ)の 老いの姿も若水に 
互いに照らす二面(ふたおもて) 

あけて悔しき 玉手箱 
呑んで嬉しき ふくべ酒 
老も若きも経る年の 
万歳の道に帰りなん 万歳の道に帰りなん

↑下浚いに、「漁夫・浦島太郎」に因み、乙姫気分で、この帯を締めました♪(笑)

淡いパステルカラーの貝が気に入りましたが、少し地味だったので、
刺繍を加えて立体的にしてもらいました♪
ピンク・レモンイエロー・ブルーの貝と シルバーの波が楽しくて 大好きな夏帯です♪

 

◆演奏

 東音 林典子

 東音 長沼雅子

 東音 小林百合

三味線

 鳥羽屋 里夕

 東音 柿本淳子

 東音 植松美名

囃子

 立鼓 望月 太左衛

 小鼓 望月 庸子

 大鼓 望月 太意樹

 太鼓 伊和家 暁美

 笛   望月 太喜若

 

 

タテ唄は、先輩の「東音林典子さん」
最近、伝承の会で 御一緒するようになったご縁を頂き

今回初めて 協会演奏会で組ませて頂くことになりました

大変素敵なお唄で、とてもきちんとしていて、かつ、大らか。旬な実力派です。

 

お三味線は いつものメンバー!
いつもご苦労をおかけしていますが、快くお付き合い下さる、有り難いお仲間です!

 

お囃子は、望月お家元の姉上であり、女流囃子方のトップともいえる

望月 太左衛さんお社中が 今年もお付き合い下さることになりました

 

私達「漁樵問答」は、夕方18:20の予定(早まる可能性もあり)です

一瞬、小難しい曲かな…と思いきや、いえいえ…楽しい曲です。

わかれば楽しい長唄♪ です~(*^^)v

 

長唄協会夏季演奏会は、

ここに御紹介した「特別企画」や「漁樵問答」だけでなく

男性、女性、只今長唄界で活躍中の素敵な演奏家がズラリ! 

あらゆるタイプの曲を 演奏いたします(全19曲)

途中 入退場自由です

 

ぜひ皆様のご来場を 心よりお待ち申し上げております♪

お切符、手配いたします。(\4000 自由席)

メッセージからご連絡くださいませ。

 

鳥羽屋 里夕

 

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